大分県電磁応用技術研究会は、産・学・官が連携して省エネ・低炭素社会の実現に寄与する電磁力応用機器開発のための次世代技術の構築に向けた研究開発やその先端技術成果を大分県内企業に移転し本県の産業振興に役立てることを目的として平成19年3月に発足しました。
大分県産業科学技術センターでは、平成25年度から事務局として、地場企業のニーズを掘り起こし、電磁関連企業の裾野を広げる取り組みを継続し、従来からのモータ関連の磁気計測に加えて、医療機器や船舶関連など幅広い分野で地場企業との研究開発を実施しています。
特に、平成30年4月には、高精度な磁気特性測定と測定の信頼性向上のために大型磁気シールドルームを備えた先端技術イノベーションラボを整備しました。さらに、令和元年12月には、電磁鋼板の国際的な標準測定法であるJIS C 2550-1 エプスタイン法による鉄損測定において国内の公設試験研究機関としては初となるISO/IEC17025の適合認定を取得するなど、技術・能力・環境を兼ね備えた研究機関として企業支援を実施しています。
本研究会では、セミナーや研究開発支援活動を通じて、地場企業が電磁関連産業に参入する挑戦を後押しするとともに、関連業界の展示会などに出展して、大分の電磁応用技術を広くアピールして、ビジネスチャンスを提供していく所存です。
引き続きご支援・ご協力をお願いします。
大分県電磁応用技術研究会会長